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秋の島根へ(松江城~一畑電車~出雲・日御碕) [中国地方(島根)旅行]

前回の島根旅行の続き。

早朝[時計]、朝もやのかかる宍道湖大橋[霧](前日の夜景と同じアングル)
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湖面に朝日が煌めく。湖畔の散歩[足]スッキリとした青空に恵まれました[晴れ]
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松江城(別名・千鳥城) [グッド(上向き矢印)]。貴重な現存12天守の一つ。姫路城に次ぐ天守の大きさ[exclamation]、高さも3番目を誇ります。
堀尾吉晴が1607年から5年かけて、1611年に築城。以後、京極氏、松平氏と城主が引き継がれていきました。
現在、松江開府400年祭開催中[バースデー]
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天守<国指定重要文化財>からの眺め[モータースポーツ]
城の東側は、嵩山(だけさん)と和久羅山(わくらさん)が。丁度、宍道湖と中海の中間に位置する山。朝もやに包まれ、山頂だけが顔出してます[眼鏡]遠く右の方にうっすら見えるのは、大山(だいせん)でしょうか・・・。なかなか幻想的な風景で、気に入ってます[カメラ]
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↓一方、城の南側は、当然、宍道湖[霧]湖面は何とか確認できますね。。
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島根といえば、やっぱ一畑電車(いちばたでんしゃ)[電車]このローカル鉄道に乗らずには居られません。
一畑電車は、北松江線(電鉄出雲市~松江しんじ湖温泉:33.9km) 、大社線(川跡~出雲大社前:8.3km )があります。
JR山陰本線も、松江~出雲市間を結んでおりますが、JRは宍道湖の南を走るのに対して、一畑は北側を走ります[るんるん]
松江しんじ湖温泉駅[いい気分(温泉)]。一畑電車の松江側のターミナル駅。2001年に完成した、ガラス張りの新しい駅舎。
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↓3000系電車(旧 南海21000系) 。元気に現役で頑張っています[手(チョキ)]
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↓車窓からの風景。窓が汚れているのが少々残念ですが。。。宍道湖沿いを走っていきます。青空と湖面のブルーが最高に気持ち良いです[手(チョキ)]
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↓車窓からの風景。一畑口駅。何か、CMやTVに出てきそうなのどかな田舎の駅(自転車置場は譲れません^^)。
さらに、ここでなぜかスイッチバック[end]
かつて、一畑寺(一畑薬師)への参詣鉄道としてできた一畑電車は、ここから一畑駅まで線路が延びていましたが、その路線が廃止になり、その名残でいまだにスイッチバックになっているというもの[演劇]
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ここで途中下車[喫茶店]
湖遊館新駅(こゆうかんしんえき) (島根県出雲市)[家]。降り立ったのは私一人。
単線ですから、小さな片面ホーム。
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↓このホームで電車を待ちつつ、写真を撮っていたら、自転車に乗った子供たちが物珍しそうにこっちを見て、大きな声で「こんにちは[exclamation]」って挨拶してくれました。何とも微笑ましい光景でした[目]
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↓『RAILWAYS』2010年公開予定の映画[カチンコ]のポスター。
タイトルがあらわすように、まさにこの一畑電車が舞台。
都会からUターンして電車の運転士になった男性を中心に、仕事や夢、家族のきずなを描くというもの。
出演;中井貴一、高島礼子、本仮屋ユイカ、佐野史郎(松江市出身) など、その他のキャストも含め、なかなか豪華な顔ぶれ。一畑ファンとしては完成が楽しみ。
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コスモス畑[かわいい]一畑電車[電車]。地元の幼稚園の園児たちが植えて育てたコスモス畑。
これぞ島根らしい風景[プレゼント]
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湖遊館新駅から徒歩10分ほどで、島根県立宍道湖自然館ゴビウス(島根県出雲市)があります。
宍道湖西岸のほとりにあることもあり、宍道湖と中海を取り巻く自然の生態系について実に詳しく学ぶことができます[本]
宍道湖、中海は、2005年にラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約:Convention on Wetlands of International Importance Especially as Waterfowl Habitat)に登録されました。

宍道湖と中海の位置関係は、宍道湖が西側で、中海が東側(鳥取県側)。ともに斐伊川(ひいかわ)水系。
斐伊川は、中国山地の船通山(せんつうざん)が源流で、宍道湖に流れこみ、大橋川を経て中海に流入し、さらに(松江市と鳥取県境港市との間を流れる)境水道を経て、日本海に注ぎます。
すなわち、宍道湖と中海は川でつながっており、中海は日本海とつながっており、淡水に海水が混じっていることから、塩分濃度が淡水と海水の中間に位置づけられる汽水湖となっているわけです。
ちなみにそんな地理的条件から、宍道湖、中海の違いは、
宍道湖 塩分0.3%(海水の約1/10)           魚;コイ、フナ、ボラなど。[川に住む魚が多い]
中海   塩分1.6%(海水の約1/2)<濃い汽水>   魚;スズキ、アカエイなど。[海に住む魚が多い]
となっております。分かりやすい違いですね。
館内には、汽水という特殊な環境がもたらす美しい自然、豊富な魚貝類、宍道湖と中海の違いを実際に再現し、分かりやすく比較し、解説してます。地元島根にお住まいの方は勿論、魚介類、水に関する環境問題に興味のある方は是非ともご訪問ください[exclamation×2]
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↓マスコットキャラクター「ゴビィ」君(マハゼだそうです)。ゆるキャラ発見[猫]
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一方、隣接するのは、宍道湖グリーンパーク
宍道湖のほとりに広がる土地を利用して、林や水田、池などが整備され、野鳥たちが気軽に集まれるような環境づくりを推進している場所です。観察舎では望遠鏡が無料で使え、気軽にバードウォッチング[目]を楽しむことができます。とにかく、飛来してくる鳥たちの種類が多くて観察しているだけで飽きないですし、陸ガモ(淡水ガモ)と海ガモ(潜水ガモ)の違い<水に浮かんでる姿やエサの捕り方など>をじっくり観察できます。間違いなく、誰もがきっと、バードウォッチングを好きになりますよ[exclamation×2]

↓豊かな自然が広がる宍道湖の西岸。松江市内とはだいぶ表情が違います。
カモ、ガン、シギ、チドリなど。冬にはハクチョウなど数多くの鳥たちが飛来する鳥たちの楽園[あせあせ(飛び散る汗)]
特に、キンクロハジロは20,000羽も飛来することで有名で、この時も、水中に潜って貝を食べるところなどがはっきり観察できました[目]
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↓群れのほんの一部。湖畔で自然な姿で戯れる小鳥や水鳥たちの様子が間近で見られます。
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再び、一畑電車で西へ。
↓今度は、2100系電車(旧 京王5000系)がやってきました[ダッシュ(走り出すさま)]
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↓川跡駅で大社線に乗り換えて出雲大社前駅(島根県出雲市)[ひらめき]。1996年に国の登録有形文化財建造物として登録された駅舎。ステンドグラスを使用した、ドーム状の西洋建築[アート]。とってもレトロでオシャレな造り。
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出雲大社(島根県出雲市)。大國主大神(おおくにぬしのおおかみ、だいこくさま)を祀っています。
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↓平成20年4月20日に、大國主大神を御仮殿(おかりでん)に移す行事「仮殿遷座祭」があり、現在はその御仮殿にての参拝となってます。平成25年5月には御本殿に戻す行事「本殿遷座祭」が行われます[サーチ(調べる)]。これを「出雲大社平成の大遷宮」と呼んでいます。
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↓出雲大社参拝後、単に引き返すのは勿体ないんです。
バスに乗って、さらに日本海沿いを進みます。[バス]。車窓からは、透き通ったエメラルドグリーンの日本海が広がります[ぴかぴか(新しい)]
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↓20分バスに揺られ、さらに15分ほど歩き[足]、着いたのは日御碕(ひのみさき)灯台[ひらめき]<大山隠岐国立公園に指定。>
2年前にも訪れたこの地。
明治36年に完成。日本一の灯塔高(地上から塔頂まで)43.65mを誇る石造灯台。
海面 からの高さは約63mと言われ、東洋一とも言われており、「日本の灯台50選」さらに「世界の灯台100選」にも選ばれています[ぴかぴか(新しい)]堂々、海を見守る姿が素敵で、青空に、断崖に、石造りの白さがよく映えます。
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↓左に写ってるのは、どちらも私ではありませんし、知り合いでもありません[わーい(嬉しい顔)]演出の都合により、お借りしました。こうやって眺めていると、海って広いんだなぁ~って改めて感じさせられます。
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↓荒れる日本海[台風]釣り客も多数見られましたが、迫力があります!
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↓1時間ほど待って。最後は、夕日で島根の旅を締めます[晴れ]やっぱ、海に灯台に夕日が揃うと、何倍にも幸せな気分になれます[るんるん]天気に恵まれ良かったです。
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島根の旅 おわり。

秋の備中高梁(松山城)から中海・宍道湖へ [中国地方(島根)旅行]

記念すべき100回目の記事となりました[バースデー]
これまで、お忙しい中、当ページにお越し頂き、コメントを残してくださり、誠にありがとうございました[exclamation]
更新ペース、皆さんのところへの訪問ペースは遅いですが、今後とも何とぞよろしくお願い致します。

11月の初めに訪れた、中国地方への旅行です。

岡山からJR伯備線(特急やくも)で約30分。岡山県中西部に位置する高梁(たかはし)市
吹屋の町並み、そして数多くの映画ロケ[カチンコ]が行われた町として有名。
ちなみに、ロケが行われたのは、 『八つ墓村』、『男はつらいよ』(第8作と第32作。全国で唯一、2回行われた[位置情報])、『釣りバカ日誌18』、『県庁の星』、『バッテリー』 など数多くあります。日本人の好む雰囲気を持つ町、日本人の郷愁に合う町であるということなんでしょう。素晴らしいですね[目]

備中高梁駅から歩いてすぐのところにある、高梁川。倉敷市まで流れ、瀬戸内海へ[霧]
のどかな風景が広がっています。
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↓秋の1ページ[本]
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そして、この地で忘れていけないのは、お城。(最近すっかり、お城づいてます[眼鏡]
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↑道路の標識にはお城の飾りが。カワイイです[猫]

備中松山城(びっちゅうまつやまじょう)
(愛媛県の松山城とはもちろん違います。こちらも今年の初めに訪れました。)
標高約480mの臥牛山(がぎゅうざん)頂上付近に建てられ、現存天守を持ち、現存する城郭としては日本で一番高いところにある城(現在は、峰の一つである、標高約430mの小松山山頂付近を指す)で有名[ぴかぴか(新しい)]三大山城のひとつ[他は 岩村城(岐阜県恵那市)、高取城(奈良県高取町)]。
鎌倉時代(1242年)に秋庭重信により築城されたのが始まり。数々の争奪戦が繰り広げられたという難攻不落の名城。
戦国時代、城主 三村元親の時代には、一大城塞となっていたことが知られております。三村元親が毛利氏に離反し織田信長に寝返ったため、毛利氏・宇喜多氏との戦いが繰り広げられ(1575年、備中兵乱)、小早川隆景(毛利元就の三男)により落城され、毛利氏所有になりました。
その後、時がたち。1681年から、当時備中松山藩を治めていた水谷勝宗によって3年がかりで城が修築され、今の天守の姿になりました[本]

備中高梁駅からは観光乗合タクシー[車(セダン)]約10分でふいご峠(8合目)まで行き、山を登っていきます[サーチ(調べる)]
↓ 山城なんで片道20分くらいの山道を歩かねばなりません[足]
(所々に立て看板による城主からのメッセージ<登城心得>が^^。『あわてず ゆっくり歩むべし  城主』)
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↓ 『よくぞ まいられた  城主』
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↓なんとも味わい深く、歴史を感じさせる、石段や石垣、土塀[本]
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↓現存する天守<国指定重要文化財>。木造本瓦葺き二層二階の天守で、現存天守の中では最も規模が小さい(高さ約11m)。他の城に比べて小さい理由は、天守が権威の象徴でしかなく、城主の居館や政庁としての役割は、御根小屋(山のふもと)にあったからだそうです。
天守1階に囲炉裏(いろり)が現存するのも珍しい。立地条件から、食事や暖房用に使われたとか。
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↓武者窓(連子窓)越しに眺める[カメラ]
外からは中が見えにくく、一方、中からは広角に敵兵の動きを見ることができるように工夫された窓。
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↓窓の隙間から。お城の周辺の紅葉、そして、高梁の市街地が見えます[モータースポーツ]
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二重櫓<国指定重要文化財>。さすがは現存。石段、石垣、壁の佇まい、表情が本当に素敵です。
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平日ということもあり、観光客はほとんどおらず、ゆっくり登城することができました[手(チョキ)]
登城の際は、歩きやすい格好で[手(グー)]
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 『本日の登城 大儀であった  城主』
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↓市街地に戻り、散策[音楽]紺屋川沿いの道は『日本の道百選』に選ばれています。お昼時、静かにゆったりとした時間が流れております。『男はつらいよ』のロケ地も近くに。
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↓栄町大通り商店街[カバン]。昔懐かしい雰囲気を残す商店街。正直、閑散とした寂しげな感じは否めませんが、是非とも残しておきたい。
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高梁を離れて。JR伯備線 備中高梁駅から、特急やくも で 鳥取方面へ縦断[電車]
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↓車窓から、中国山地の山間の美しい紅葉[かわいい]
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備中高梁駅から1時間40分で、日本海側の鳥取県米子市に立ち寄ることに。
米子駅から徒歩で約20分くらいのところにある湊山公園へ。鳥取大学医学部のすぐとなり。
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↓公園は中海に面しており、市民の憩いの場として、親しまれております。桜の名所、そして夕日スポットとしても[位置情報]。中海は鳥取県と島根県にまたがる汽水湖で、湖沼の面積としては日本で5番目の大きさ。
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↓「夕日の像[晴れ]」。
唱歌「ふるさと」「もみじ」などを作曲した岡野貞一、「大こくさま」「きんたろう」などを作曲した田村虎造など、地元鳥取県出身ということもあり、唱歌「夕日」をモチーフに3人の子どもたちの像。
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JR山陰本線を中海沿いを西へ進み。島根県松江市へ。またまた島根へやってきてしまいましたぁ~[演劇]
松江駅から徒歩10分ほどで、宍道湖畔にある白潟(しらかた)公園[あせあせ(飛び散る汗)]。松江に来た時は、まず、湖畔で一休みするのが楽しみですね[喫茶店]宍道湖は本当に落ち着くんですよねぇ。観光客もそんなに多くないですし。
宍道湖は、湖沼の面積としては日本で7番目の大きさ。
↓カモ、ガン、サギなど数多くの鳥たちも落ち着くところ[目]。湖の向こう側は、松江宍道湖温泉のホテルが立ち並ぶ。[いい気分(温泉)]
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↓湖畔にある島根県立美術館[アート]。外に展示されている『宍道湖うさぎ』は大人気の作品で、色んな観光客の方が写真を撮ってました。
12羽のうさぎがぴょんぴょん跳びはね、最後に宍道湖を眺めています。まるで連続写真のよう[カメラ]
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↓前から2番目のうさぎを触ると幸せが訪れるらしい[グッド(上向き矢印)]。さらに宍道湖名物“しじみ”を供えると効果がアップするとか。なるほど。ご覧の通り、みなさん実践済み[わーい(嬉しい顔)]
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↓夕暮れになり、美術館周辺も人がまばらに。今日は残念ながら、はっきりと夕日を眺めることができないようです・・・・。しかし、私のお気に入り宍道湖畔の風景はやはり美しいです[るんるん]
穏やかな湖面が鏡のようになっています[ひらめき]
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↓松江を代表する、宍道湖大橋の風景[ひらめき]。宍道湖から中海へ流れる大橋川の入口に架かる橋。この橋の奥が下流、中海方面。
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↓ホテルの窓から、宍道湖大橋の夜景[ぴかぴか(新しい)]
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松江・宍道湖の夜が静かに更けていきます・・・[夜]

このあと、島根旅行(つづく)[手(チョキ)]

砂時計と砂浜と 島根へ [中国地方(島根)旅行]

旅の続き。
四国から離れて、毎年恒例になりつつある島根旅行へ[電車]。去年は石見銀山でした。
島根は、現在放送中のNHK連続テレビ小説『だんだん』の舞台でもあり、去年は世界遺産「石見銀山」が登録され(以前の記事)、さらに、出雲大社では今年は仮殿遷座祭が行われ(後記)もあり。いつもより島根を訪れる観光客も増えているとか。
<タクシーの運転手さん談[車(セダン)]>。
まあ、島根はなぜか何回も来てますが、いつ来ても落ち着くんですよね。何番目かのふるさとのように感じます[手(チョキ)]

仁摩サンドミュージアム(島根県大田市仁摩町(旧邇摩郡仁摩町))。島根県のほぼ中央の日本海側、国道9号線沿いにあります。ここは文字通り砂の博物館で、石見銀山にも比較的近く、テレビドラマや映画の『砂時計』の舞台にもなったことで有名になりました[映画]。私自身はロケ地めぐりが目的ではなく。ただ、以前から島根にまた来た時には訪れようと思っていたスポットです。

↓仁摩サンドミュージアムの建物は、ピラミッドが目印[目]。秋空と紅葉と。
ちなみにピラミッドである理由は、エジプト・クフ王のピラミッドの墓室の中にあったと言われる鳴り砂と、近くの琴ヶ浜の砂が似ていると言われているからだそうです。
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↓ミュージアム入口には、かわいいポストが[わーい(嬉しい顔)]
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↓ピラミッドの中に入り、てっぺんを見上げると。青空をバックに、ここの一番の目玉「一年計砂時計[時計][ぴかぴか(新しい)]」が。1tの砂を1年かけて落とす世界最大の砂時計[exclamation]は”砂暦(すなごよみ)”と名付けられました。高さ5.2m、直径1mという巨大なガラス容器を使い、1tもの砂がわずか直径0.84mmのノズルから1年かけて刻々と落ちています。砂の大きさや材質、ノズルの大きさ、砂の落下速度などの研究を重ね、温度や湿度もしっかり管理され、様々な条件を計算しつくされて作られたもの。同志社大学名誉教授 故・三輪茂雄氏(粉体工学)が監修、3年かけて完成。凄い作品ですね[アート]
ただ、砂は、設計上の理由から、近くの琴ヶ浜海岸のものではなく、山形県西置賜郡飯豊町遅谷の鳴り砂を選定。
1991年から時を刻み続けています[台風]
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↓外側から砂時計をみる。
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当然、一年に一回、この砂時計は回転されるわけですが、
毎年大晦日から元旦にかけて行われるカウントダウンパーティー「時の祭典」というイベントにて、年男・年女が、大綱を引いて回転させています[モータースポーツ]。これは大変ユーモアがあり、斬新なアイデアのように感じられました[るんるん]地域の人々に愛されるもの、財産にしていることは素晴らしいです。

ミュージアムには他にも、砂のオブジェとか、砂の種類・鳴り砂の解説、『砂時計』の撮影に関する話、そして日本全国、世界各国から集められた砂のサンプルなどが展示され、なかなか見どころあります。世界各国には様々な色や質の砂浜があるもんだと感心させられます[眼鏡]

↓建物のピラミッドは、巨大な芸術作品に思えてきます。周辺の草木や花も、四季折々の様々な表情を見せてくれます。小さいピラミッドもあり、かわいらしいです[かわいい]
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↓仁摩サンドミュージアムへは、JR山陰本線 仁万(にま)駅から徒歩約10分。ここは有人駅で、タクシー会社が隣にあります。近所を流れる潮川(うしおがわ)は、「水辺の楽校(がっこう)」地元の子どもたちの体験学習、憩いの水辺として親しまれています。できれば、駅からゆっくり歩くのがいいですね[手(チョキ)]
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せっかくなんで、数キロ離れたところにある、琴ヶ浜(島根県大田市仁摩町)まで足を運ぶことに[足]。2Kmにも渡るこの海岸は、歩くとキュッキュッと琴の音のように鳴り、「鳴り砂」の浜で有名です。「日本の音風景・百選」「日本の渚・百選」にも選ばれています。
この地には、 「琴姫伝説」 と呼ばれるものが残ってます。壇ノ浦の源平の戦いに敗れ、この地に流れ着き、村人に助けられたお礼に、毎日琴を奏でていた平家の姫(琴姫)が亡くなって以来、砂の浜が琴の音のように鳴くようになったというこの海岸。これは、姫の魂がこの浜にとどまって、村人たちを慰め励ましてくれているのでは?という言い伝えとなり、琴ヶ浜と呼ばれるようになったとのこと[本]
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↓砂浜には美しい貝が散りばめられていました。人もほとんどおらず、打ち寄せる波の音と、鳴り砂の音だけが聞こえています・・・[耳]。やっぱり、静かな海は気分が落ち着いていいもんですね[喫茶店]
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島根県の砂浜というと。以前ご紹介した島根県立石見海浜公園の砂浜も大変美しかったので、どちらもゆっくり立ち寄られるのがおススメですね[あせあせ(飛び散る汗)]

↓琴ヶ浜の最寄の駅は、先ほどの仁万駅の隣り。無人駅「馬路(まじ)」駅です。琴ヶ浜、日本海を見下ろす駅のホーム。まさに、ローカル駅といった風景です[手(チョキ)]
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出雲大社[目]。ここは島根に来るたびに立ち寄るスポットですが。
ちょうど、11月初め、神在祭<旧暦10月(出雲地方では神在月と呼ぶ。全国的には神無月と言われる月=神が居なくなる月。)で、全国から八百万の神々がこの地に集結する時期に当たります。>が行われており、観光客もいつもよりも多め。さらに、今年は、国宝・本殿の59年ぶりの大修造に伴い、祭神・大国主命を仮の本殿に移す仮殿遷座祭が4/20に行われた(つまり59年ぶりの神様の引っ越し)という年でもあります。本殿遷座祭が営まれる2013年(平成25年)5月に、再び本殿に戻されます。
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↓鳥居を逆から眺めます。電鉄出雲大社駅方面、白い大鳥居が見えます。
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↓帰りは。ゆったり「やくも」号で、夕暮れの宍道湖を眺めていきます。
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出雲大社参詣の今昔と、日御碕へ [中国地方(島根)旅行]

折角なので、私の好きな島根県スポットをもうちょっと紹介します。
まず、出雲大社はこの地方を訪れた際は必ずお参りする神社でして。ここ数年は毎年お参りしております。
JR山陰本線 出雲市駅から、一畑電車か一畑バスで30分くらいです。
縁結びの神様で有名ですが、
旧暦10月(出雲地方では神在月と呼ぶ)には全国から八百万の神々がこの地に集結し、
一年のことが話し合われると言われてます。
お気づきだと思いますが。全国的には神無月と言われる月=神が居なくなる月 の反対なんです。面白いですね!
今年は残念ながら、神在月にお参りできませんでしたが。

そして大社から歩いて20分くらいでしょうか。旧JR大社駅(重要文化財に指定)があります。

平成2年に大社線(出雲市駅~大社駅)が廃止されて以来、駅舎、時刻表に改札口、ホームが廃止当時のまま保存されています。
出雲大社参詣客の輸送のため、かつては東京や関西方面から直通列車が乗り入れていたのですからね。
そんな全盛期の頃の面影がそのまんま残ってます。。
なんか待っていたら普通に列車が到着しそうですよね(笑)。撮影のロケにも十分使えそう。
現在はD51がぽつりとお留守番しています↓。
出雲大社に行かれる際は是非ともお立ち寄り下さい。
鉄道(の旅)好きな方は間違いなく時間を忘れてしまうことでしょう。


さらに。路線バスで大社から20分くらい行ったところに、日御碕(ひのみさき)という
日本海を臨むスポットがあります。出雲大社って意外と海に近いんですよ。
さすがに、ここまで足を伸ばす観光客は少ないはず。

日御碕灯台は、日本一の灯塔高(地上から塔頂まで)43.65mを誇る石造灯台。
海面 からの高さ約63mと言われ、東洋一とも言われてます。
世界の灯台100選にも選ばれているそうです。なかなかスゴい灯台ですよね
灯台の中は展示室になっていて、塔頂は展望台になってます。眺めはこのとおり↓。
天気も快晴であったせいか、澄み渡る青空と日本海の青さのコンビネーションがとてもすがすがしかったです

灯台の影付↓。海もご覧のように澄んでますね。

灯台の麓は、広い岩場と崖になってまして。海釣りを楽しむ人も多く見受けられました。
この日は、あまりにも気持ちよかったので、しばらく仰向けで昼寝をしてしまいました[眠い(睡眠)]
天気のいい日は特に。是非とも訪れてみてください。おすすめスポットです。


世界遺産 石見銀山 [中国地方(島根)旅行]

この前の休日に、7月に世界遺産に登録されたばかりの石見銀山[ひらめき]に行ってきました。
簡単に紹介すると。
石見銀山は16世紀から400年に渡って世界に銀を産出してきたと言われています。
(当時の日本の銀産高は世界の銀産量の1/3というから驚き!)
環境問題が世界で取り上げられている現代において、
山を崩したり森林を伐採したりせず、環境に配慮した銀生産をしてきたということが評価されて
「石見銀山遺跡とその文化的景観」として登録されたとのことです。

私は山陰地方が好きで、これまでに何度も足を運んでる地ですが。
今回は、東京駅から高速バス「スサノオ」号(一畑バス)で、島根・出雲入り。
JR山陰本線で大田市へ移動。大田市駅からは路線バスで30分くらい。
大森代官所跡(石見銀山資料館)という銀山の入り口に着きます。
ちなみに、バスは満席で立ち客も数人いましたので、注目度の高さが伺えます。

大森代官所跡から、現在唯一公開されている坑道である龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)まで片道3キロ。
私は旅先では数キロくらいは歩くようにしてますので、街歩きをすることに。
武家屋敷や商家、あとお洒落な土産物屋とかカフェとかが建ち並び、レトロな街並みです。


途中、観世音寺では、街並みが一望できます↓

街並みを抜けて、人家がなくなり、寂しげな林道を登っていきます。
途中、閉鎖され、現在非公開の間歩(まぶ;坑道跡)がたくさん残っていて、歴史を感じさせます。
そして、龍源寺間歩の入り口に辿り着きます↓。



龍源寺間歩の中↓。結構中は狭く、本当に頭上注意です。生々しく、ノミで掘った跡が見られます。

 

帰りもバスを使わず、遊歩道をのんびり散策。往復2時間半くらいで回ってこれました。
街並み~龍源寺間歩まではバス通りの舗装道と、林道を歩く遊歩道の2ルートがあります。

世界遺産に登録された石見銀山は、決して派手さはないのですが、
やはりその当時の歴史・文化をそのまま残し、なおかつ自然との調和を図ってきたという
総合的な意味合いで、その地道さが評価されているように感じました

実際、マイカーはちょっと離れたところに止めるように規制されていますし。
これからも、環境に配慮して存続してほしいと思いますね。
一度足を運んで、確かめてみてはいかがでしょうか?


“島根のおじさま”の住処は… [中国地方(島根)旅行]

ソフトバンクモバイルのCM(上戸彩出演)で有名になった“島根のおじさま”
口から泡の輪を出すパフォーマンス「幸せのバブルリング」の
シロイルカ<ケーリャ(♂) 10歳(推定)>と言えばお分かりですね
おじさまの住処は、島根県にある水族館。
実は、以前の記事、今日のおすすめ!「茜色の約束」で紹介した場所なんです!

私が行ったときの話を紹介しますと、
JR山陰本線 波子(はし)駅から徒歩10分くらい。ご覧の通り小さな田舎駅
有名なスポットがあるとは思えないくらいひっそりしてました。夕方だからかも知れませんが。


民家がぽつぽつありましたが、人はほとんどいませんでした。
電車で行く人はあまりいないんでしょう。はっきりとした看板とかも出ていなかったので、
たどり着くか不安になりながらも海の方向へ。

しばらくしてひらけてくると、島根県立石見海浜公園に辿り着きます。
浜田市と江津市(島根県のやや西部)にまたがる全長5.5kmの海岸が広がる海浜公園。
公園は国道9号沿いというアクセスの良さからか、やはりクルマで来られる方が大半のようですね。
その中に、おじさまのいる水族館AQUAS(アクアス)があります。


はっしータワー↓はこの公園のシンボルで、波をイメージしているそうです。夕暮れ時にそびえ立つ姿は迫力がありました。


で、公園内の砂丘トンネルを抜けて、海岸へと足を運びますと、
この前記事に載せたような、綺麗な夕陽を臨むことができました!
穴場なのか?誰もいない静かな砂浜で夕陽をひとりじめ。本当に良かったですよ

みなさんもシロイルカ見に行くついでに、砂浜でのんびりしてみてはいかがですか?
島根県とか山陰地方は、私は最近よく旅行で訪れるスポットです。
元々は関東の人間なんで、行きにくい地域だったのですが。
ここ数年間、関西在住だったので頻繁に足を運んでは開拓してました。
なんか日本のふるさとを感じさせる癒しの要素がありますね。のんびりできます。
石見銀山(島根県大田市)も世界遺産登録され、注目されていますが。
個人的には、今後とも変わらず、ふるさとであり続けて欲しいと思います。
今後もお薦めスポットを紹介していきたいと思ってます。


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