本州と四国を結ぶ宇高航路 [四国旅行]
四国旅行の続き。
今回はフェリー一色です
高松港(香川県高松市) ~ 宇野港(岡山県玉野市)を、約60分<終夜運航>で結ぶ、宇高航路
1910年から(旧国鉄→JR四国)、宇高連絡船として続いてきた航路で、現在はフェリーとして運行されております。ちょうど、今年は宇高連絡船就航100周年に当たります。
個人的に好きで、思い出のある航路なので、いつか特集したいと思ってました
これまで本州四国連絡橋として、児島・坂出ルートの瀬戸大橋開通(1988年)、神戸・鳴門ルートの明石海峡大橋開通(1998年)、尾道・今治ルートのしまなみ海道開通(2006年)と完成しており、フェリーの経営には大きな影響を受けてきました。それにもかかわらず、これまで何とか存続してきました。
しかしながら、最近の「高速道路割引」の施策が国から打ち出されたことが大きく影響し、今年の2月12日、宇高航路を3月26日で廃止する旨の事業廃止届を、運航している2社(四国フェリー、宇高国道フェリー)が国土交通省四国運輸局に申請するという事態にまで追い込まれました。
ただ、その後3月11日、航路の事業廃止届を取り下げる旨を、同運輸局に申し出ており、減便など更なる合理化を進めたうえで、現行の2社体制で当面存続することとなりました。
まあ、とりあえずはほっとしている次第ですが、この先も、再び事業廃止に追い込まれることも考えられますし、予断の許さぬ状況は続くと思われます。
背景の前置きは長くなりましたが、今回、改めて、宇高航路の往復の旅をしてきました。
(ジャンボフェリー(神戸→高松)で、高松に朝早く着いた時とか、時間つぶしでよく往復してました片道の旅客で390円という料金設定も嬉しい。)
行き(高松→宇野)は、四国フェリー株式会社(本社:香川県高松市)
↓高松駅から歩いて数分のところにある乗り場。奥にはもう一社の宇高国道フェリー乗り場も見えます。
↓宇野港からの船が高松港に入港してきました。再び宇野港へ向けて折り返すこととなります。
↓高松港出港。フェリーに乗るときは極力デッキで過ごしますやっぱここが一番です
まあ、真冬のオホーツク海(流氷船)で、ずっとデッキに立っていた人間ですから、多少の寒さには自信があります
それにしても。出港の瞬間っていうのは、なんていうか切ない気持ちでいっぱいになりますね~
↓高松シンボルタワーなどの商業施設が集まる、サンポート高松。新しい高松の街です
↓独り占めの屋上の展望デッキ心地よい海風を受けながら、瀬戸内海に浮かぶ島々の間をどんどん進んでいきます。
↓だいぶ日が暮れてまいりました。四国フェリーのシンボルマークと、そして宇野港の灯りが近づいてきました
↓宇野港は高松港とは違い、高いビルもなく、のどかなところ
↓宇野港入港。オレンジ色の灯りが優しいです。
↓夜のフェリーのライトアップ。この光景が好きなんですよ。旅を実感できます。
そして、帰り(宇野→高松)は、宇高国道フェリー(本社:香川県高松市)
↓宇野港乗り場。四国フェリーの乗り場から歩いて10分弱くらいのところにあります折り返しの船が入港しました。赤いネオンサインは、所々表示が消えたままですね~。
↓この積載車両を眺めているのがまた好きなんですよー。トラックとか、観光バスとか何が出てくるか、面白いです。
↓宇野港出港。
↓船内の売店では、讃岐うどんが販売されていたり、トラックドライバーや旅行者には嬉しい限りあと、昔懐かしいゲーム機器もあります
↓ちなみに、お客さんはほとんど、座席の方にいらっしゃいました。ここは吹きっさらしですので。
↓高松港が近づいてまいりました海から見る夜景は一段と美しいです
↓暗闇に浮かぶ、高松港のシンボル「赤灯台」以前の旅では、赤灯台からずっと行きかう船を眺めておりました。
↓高松港入港。
↓宇高国道フェリーの巨大な赤いネオンサイン。夜間ずっと灯り続けております。
懐かしい昭和の薫り漂う、シンプルかつ豪快なネオン。先ほどと同様に、一部が表示されないままになっているのが興味深いですやはり、経営の影響でしょうか・・・。
↓四国フェリーも、同じくネオンサインで対抗。昔は2社が競い合って、トラックや乗用車の客を取り込んでいたのが想像できます。
この競合する2社ですが、冒頭の件もあった関係で、2社で運航時刻を調整したりするなど、協調路線へシフトしているようです。
「高速道路割引」の影響で、フェリー業界そのものが苦境にたたされている今、業界全体で協力して支えていかねばならない。そんな時代なんです。たとえ、昔からの住民の生活の一部であった手段であっても。
旅行者の立場からしても、独特のゆったりとした時間や空間が奪われていく。夜行列車(ブルートレイン)もまたしかり・・・。
↓帰りに、夜の高松駅。比較的新しい駅舎で、いま流行りの開放感があります。駅前のライトアップもオシャレです。
*****************************************
↓最後に、高松空港へのアクセス(ことでんバス)
マスコットキャラクター「イルカのことちゃん」のデザインが可愛くてお気に入りです
そんなこんなで四国の旅。終わり。
今回はフェリー一色です
高松港(香川県高松市) ~ 宇野港(岡山県玉野市)を、約60分<終夜運航>で結ぶ、宇高航路
1910年から(旧国鉄→JR四国)、宇高連絡船として続いてきた航路で、現在はフェリーとして運行されております。ちょうど、今年は宇高連絡船就航100周年に当たります。
個人的に好きで、思い出のある航路なので、いつか特集したいと思ってました
これまで本州四国連絡橋として、児島・坂出ルートの瀬戸大橋開通(1988年)、神戸・鳴門ルートの明石海峡大橋開通(1998年)、尾道・今治ルートのしまなみ海道開通(2006年)と完成しており、フェリーの経営には大きな影響を受けてきました。それにもかかわらず、これまで何とか存続してきました。
しかしながら、最近の「高速道路割引」の施策が国から打ち出されたことが大きく影響し、今年の2月12日、宇高航路を3月26日で廃止する旨の事業廃止届を、運航している2社(四国フェリー、宇高国道フェリー)が国土交通省四国運輸局に申請するという事態にまで追い込まれました。
ただ、その後3月11日、航路の事業廃止届を取り下げる旨を、同運輸局に申し出ており、減便など更なる合理化を進めたうえで、現行の2社体制で当面存続することとなりました。
まあ、とりあえずはほっとしている次第ですが、この先も、再び事業廃止に追い込まれることも考えられますし、予断の許さぬ状況は続くと思われます。
背景の前置きは長くなりましたが、今回、改めて、宇高航路の往復の旅をしてきました。
(ジャンボフェリー(神戸→高松)で、高松に朝早く着いた時とか、時間つぶしでよく往復してました片道の旅客で390円という料金設定も嬉しい。)
行き(高松→宇野)は、四国フェリー株式会社(本社:香川県高松市)
↓高松駅から歩いて数分のところにある乗り場。奥にはもう一社の宇高国道フェリー乗り場も見えます。
↓宇野港からの船が高松港に入港してきました。再び宇野港へ向けて折り返すこととなります。
↓高松港出港。フェリーに乗るときは極力デッキで過ごしますやっぱここが一番です
まあ、真冬のオホーツク海(流氷船)で、ずっとデッキに立っていた人間ですから、多少の寒さには自信があります
それにしても。出港の瞬間っていうのは、なんていうか切ない気持ちでいっぱいになりますね~
↓高松シンボルタワーなどの商業施設が集まる、サンポート高松。新しい高松の街です
↓独り占めの屋上の展望デッキ心地よい海風を受けながら、瀬戸内海に浮かぶ島々の間をどんどん進んでいきます。
↓だいぶ日が暮れてまいりました。四国フェリーのシンボルマークと、そして宇野港の灯りが近づいてきました
↓宇野港は高松港とは違い、高いビルもなく、のどかなところ
↓宇野港入港。オレンジ色の灯りが優しいです。
↓夜のフェリーのライトアップ。この光景が好きなんですよ。旅を実感できます。
そして、帰り(宇野→高松)は、宇高国道フェリー(本社:香川県高松市)
↓宇野港乗り場。四国フェリーの乗り場から歩いて10分弱くらいのところにあります折り返しの船が入港しました。赤いネオンサインは、所々表示が消えたままですね~。
↓この積載車両を眺めているのがまた好きなんですよー。トラックとか、観光バスとか何が出てくるか、面白いです。
↓宇野港出港。
↓船内の売店では、讃岐うどんが販売されていたり、トラックドライバーや旅行者には嬉しい限りあと、昔懐かしいゲーム機器もあります
↓ちなみに、お客さんはほとんど、座席の方にいらっしゃいました。ここは吹きっさらしですので。
↓高松港が近づいてまいりました海から見る夜景は一段と美しいです
↓暗闇に浮かぶ、高松港のシンボル「赤灯台」以前の旅では、赤灯台からずっと行きかう船を眺めておりました。
↓高松港入港。
↓宇高国道フェリーの巨大な赤いネオンサイン。夜間ずっと灯り続けております。
懐かしい昭和の薫り漂う、シンプルかつ豪快なネオン。先ほどと同様に、一部が表示されないままになっているのが興味深いですやはり、経営の影響でしょうか・・・。
↓四国フェリーも、同じくネオンサインで対抗。昔は2社が競い合って、トラックや乗用車の客を取り込んでいたのが想像できます。
この競合する2社ですが、冒頭の件もあった関係で、2社で運航時刻を調整したりするなど、協調路線へシフトしているようです。
「高速道路割引」の影響で、フェリー業界そのものが苦境にたたされている今、業界全体で協力して支えていかねばならない。そんな時代なんです。たとえ、昔からの住民の生活の一部であった手段であっても。
旅行者の立場からしても、独特のゆったりとした時間や空間が奪われていく。夜行列車(ブルートレイン)もまたしかり・・・。
↓帰りに、夜の高松駅。比較的新しい駅舎で、いま流行りの開放感があります。駅前のライトアップもオシャレです。
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↓最後に、高松空港へのアクセス(ことでんバス)
マスコットキャラクター「イルカのことちゃん」のデザインが可愛くてお気に入りです
そんなこんなで四国の旅。終わり。
フェリーは、ひとつの文化ですから
廃止にならなくてよかったですね^^
by たかれろ (2010-04-30 06:55)
宇高航路も、当面存続で、ホッとしています。
政府も道路ばかり優遇しないで、バスやフェリー、鉄道に対しても、
しっかりとした対策をとってほしいです。
by まるたろう (2010-04-30 22:06)
こんばんは。
バイク乗りとしては、フェリーの存続はとても嬉しいです。
フェリーからの港町の夜景、綺麗過ぎてたまりませんw
by key-k (2010-05-01 00:10)
おはようございます。
宇高航路は利用したことがあります。しばらくは存続と
聞いて安心しましたができれば残していってほしいですね。
住んでいる近くもフェリーを廃止する話があり見守っています。
夜景が綺麗ですね。舟ならではのよさですね。
by citron (2010-05-01 09:07)
ご無沙汰致しました。やっとPCが使えるようになりました。
高松も懐かしいとことです。娘たちにアクシデントがあって
途中で転勤生活が終わったので住んでいたマンションだけが
思い出に残っています。高松の夜景もロマンティックですね。
>トラックとか、観光バスとか何が出てくるか、面白いです。
男の子って感じがしますね(^O^)
by ミモザ (2010-05-05 08:26)
瀬戸内の海上交通は文化を感じます。大切にしたいですね。
デッキでうける潮風、海によって香りが違うのかな?
車窓からは見られない風景もいいですね♪
by montblanc (2010-05-06 20:11)
宇高連絡船就航100周年に当たる年に詳しい記事と美しい画像を
見せて頂きありがとうございます!
by アマデウス (2010-05-07 06:33)
フェリーからゆっくりと景色を眺めるのもいい時間ですね
いつも運転で何も見れませんから(^^)
by pi-ro (2010-05-09 11:53)
たかれろ さん
nice!&コメントありがとうございました!
ホントそうですね。とりあえず、廃止にならなくて良かったです。
時代には逆らえないってことですね。
by 黄昏の線路 (2010-05-15 03:28)
まるたろう さん
nice!&コメントありがとうございました!
全くの同感です。
バスやフェリー、鉄道に対する対策が全く感じられない政策ばかりが目立ちます。目先の利益だけで全体を考えてないですよね。
by 黄昏の線路 (2010-05-15 03:31)
key-k さん
nice!&コメントありがとうございました!
港町の夜景ってホント美しいですよね!!
特に海上から見る景色はフェリーならではの味わいですね。
by 黄昏の線路 (2010-05-15 03:34)
citronさん
nice!&コメントありがとうございました!
宇高航路のフェリー廃止の話はとりあえずはなくなりましたが、
いつまた出てくるか分かりません。
海上からの夜景はフェリーならではですよね。
by 黄昏の線路 (2010-05-15 03:39)
ミモザさん
nice!&コメントありがとうございました!
ご無沙汰してます。PCも無事使えるようになって良かったです。
高松の夜景って、本当にロマンティックで好きです。
乗り物好きはやはり男の子だからなんでしょうかね^^。
by 黄昏の線路 (2010-05-15 03:51)
montblanc さん
nice!&コメントありがとうございました!
デッキでうける潮風、そうですね。場所によって違いますね。
考えてみれば、こんなに風を感じられる乗り物(移動する手段のもの)ってフェリーだけなんですよね。
特に、瀬戸内海は、色々な島々の間を縫って行くので景色が最高です。
by 黄昏の線路 (2010-05-15 04:00)
アマデウス さん
nice!&コメントありがとうございました!
楽しんで頂きましてありがとうございます。
宇高連絡船就航100周年、節目の時にもかかわらず、
大変な危機が訪れました。とても複雑な心境ですね。
by 黄昏の線路 (2010-05-15 04:05)
pi-ro さん
nice!&コメントありがとうございました!
フェリーならではの時間の流れ、大切にしたいものです。
乗るたびに、デッキから景色を眺めるの楽しみです。
by 黄昏の線路 (2010-05-15 04:09)
フェリーからの夜景は「動く映像」かのように綺麗でしょうネ~♪
ウチは「船酔い」するので写真のみにしますゥ~(T_T)www
by の (2010-05-16 10:25)
の さん
nice!&コメントありがとうございました!
そうですね。フェリーからの夜景は
やはりデッキの上は開放感が非常に感じられ、
海はホントに広いんだな~と実感できますね。
by 黄昏の線路 (2010-05-16 20:26)
再びのコメント、失礼致します。
しばらく、ブログは休止されるのですね。
残念ですが、また復活される事を願っております。
by まるたろう (2010-05-17 19:41)
懐かしいです。私が高松へ行ったのも多分コレ。
わざわざ風の強い中、甲板で讃岐うどん食べました!
ブログお休みですか~。私などもっとのんびりペースなのですが
たまにお暇な時にまた出没してくださいね。
by mint_tea (2010-05-24 00:39)